CATV「エレキの若大将」

セリフの端々に「不景気」という言葉が出てくる。
製作年度から高成長時代に突入した明るい世相を想像していただけに以外。
まあ、そうはいいつつ映画は相変わらず能天気なのだが。
内田裕也が妙な違和感を出していていい。
あと、映画の中でアメフトを「アメラグ」と言ったり「アメフト」と言ったり統一されていない。今でも「アメラグ」と言う人はいるのだろうか。
挿入歌のあまりにも有名な「君といつまでも」は海辺のイメージがあったのだが、中善寺湖とは。歌のシーンで妙にシュールな背景(稲田?)にしてみたり、濃いブルーがかかったりで、演出で工夫をしようとしているのだろうが、逆に歌の良さを殺いでいる感じ。敵役のジェリー藤尾の登場シーンにかかるドラムがいい。やっぱり、性格は悪そう。