TVドラマ「ウルトラQ:1/8計画」★★☆

高度成長期の過密化していく都市の批判で当時は社会性もあったのだろうが、たいして面白みもないテーマを特撮で引っ張っていく。 それにしても特撮のレベルの高さに驚かされる。電線で感電するシーンなどはさもありなんという感じで笑ってしまう。 シスター…

ドラマ「刑事コロンボ 美食の報酬」★★★☆

ちょっとグロな表現(おいしそうななずの料理がなんだかグロ)やコロンボが襲われるのではと勘違いさせる演出が、いかにもジョナサン・デミというか「羊たちの沈黙」っぽい感じ。コロンボの中では好みの方。ふぐの毒が使われたためか日本料理にひっかけてお…

映画「誘拐報道」★☆

格差社会は今に始まったことではない。 平幹次郎、伊東四朗、三波伸介、、、みんな若い。 しかし、あれで子供が生きてるってのはないよな。 久々に誰にも感情移入できなかった。 新聞の輪転機のシーンが貴重。

映画「エリザベスタウン」★★★

これはハッピーエンドなのだろうか? 最初は人生山あり谷ありの人生訓的なストーリーと思っていたが、いつのまにかラブストーリーが本流になって拍子抜けした感じ。 まあ、監督が一番見せたかったのはスーザン・サランドンのスピーチだったような気がする。…

映画「キューポラのある街」★★★☆

吉永小百合のための映画。 一昔前の少女マンガの主人公のキャラクターそのままではあるが、吉永小百合が演じることで今観ても魅力的。 この時代、左がかっていることは貧困と不可分のことであったのだなぁ。 当時の大多数の人々は貧しかったのだから、多くの…

コッポラのいる街

イタリア系の多い街らしい。

映画「SAW2」★★☆

どうなんだろう。個人的には伏線の張り方など1が好みだが。登場人物が増えたせいで、手が廻らなくなった感じ。シナリオの密度は明らかに低くなってしまっていると思う。最大の謎と思われた?金庫のナンバーと虹の話も出し方の割りに中途半端。犯人を袋叩き…

「妻として女として」成瀬巳喜男 ★★★☆

しかし、子供を巻き込むのはどうかな。 家族団欒の場での「何のために生きるか」論議はまさにこの時代ならでは。 戦後十五年を経て、日本人の価値観が変わりつつあるのを捉える。 成瀬作品にはめずらしく、終わり方に救いがある。 じんじろげの唄が耳に残る。

映画「ザスーラ」ジョン・ファヴロー ★★★★

ホームシアター用の新しいアンプで楽しんだ。 「ジュマンジ」もそこそこ楽しめたし、ほぼ期待通りの出来。 姉のリサ役の女優が個性があっていい。 かわいいタイプではないが、個性と色気のバランスがいい。 ゲームのレトロな味が抜群。 最後はお約束だが、姉…

まだ少しのどが痛い

歳のせいか、治りの切れが悪い。

映画「悪魔の手毬唄」市川崑 ★★★

このとき岸恵子は45歳で美しい盛り。 本当に横溝映画は佐久間良子といい、熟女の美しさを生かすのがうまい。 1977年公開で興行成績は7億5500万で邦画で10位。 だたし、岸恵子の事務所のプロフィールの代表作に本作はリストアップされていない。…

映画「蝋人形の館」ジャウム・コレット=セラ ★★★

友人たちが殺されるシーンでこの手の映画にありがちな気を持たせることがないのが好み。ラストは原題「蝋の館」(蝋人形の館ではない)の通り。しかし、指を切られそうになったら引っ込めろよ。主役はけっこう美人だが、、、と思って調べてみたらなんと「2…

映画「新幹線大爆破」佐藤純弥★★★☆

何というか、(今からみたら)つくりの雑さ、セリフの臭さと、ストーリー展開の斬新さが混ざり合って妙なブレンド具合。スピードの原作者はこの作品を知っているのだろうか。 今の存在価値はノスタルジー源にしかないような映画だが、当時の観客はどうみたの…

映画「病院坂の首縊りの家」市川昆★★

横溝正史の大根ぶりが楽しい。 草刈正雄は明らかにミスキャスト。 桜田淳子が意外に禍々しさを出していていい。後年、本当に禍々しい方面に行ってしまったが。。。 佐久間良子は美しい。調べてみたら出演時は美しい盛りの40歳。 石坂浩二は勘所を押さえま…

映画「拝啓天皇陛下様」野村芳太郎★★★☆

小林信彦の「おかしな男」でほめていたので観たくなった。 面白く観たが、ストーリーを追いかけるほど興味が沸かず、途中で何度か寝てしまう。渥美清の肌の艶がいい。風呂のシーンで映るわけもない胸の傷を探してしまう。野村監督は陸軍少尉だったとのことだ…

映画「黙秘」テイラー・ハックフォード:★★★★☆

脚本、俳優の良さをキャメラ(ガブリエル・ベリスタイン。この人「スパニッシュ・プリズナー」も撮ってる。)が引き立てている。 日蝕の雰囲気の出し方は絶妙。 最初は娘に感情移入してしまう。そこで実家のシーンが効いてくる。あのシーンでは誰もが、母親…

TV「デスパレートな妻たち」★★★★☆

面白かった、というより感心した、が正しいかな。 ドラマをパイ皮のように重ねあわせて、引っ張っていくアイデアは思いついてもなかなか実行できそうにない。 ストーリーを反芻してみると一つ一つのドラマはたいした内容ではない。 ただし、バリエーションを…

本「夢を食った男たち」阿久悠

阿久悠関連本を4,5冊アマゾンで注文。 作品ラインナップをみると、歌詞への感性は阿久悠に育てられたといっても過言ではない。感性は歌謡曲にとどまらないかもしれない。 朝、太宰治「晩年」を寝床読書、読み返すのは30年ぶり、暗い。 こんなもの若造が…

映「レベッカ」アルフレッド・ヒッチコック

初見だと思ったが、昔みたような気もしてきた。 いきなりストーリーのネガポジが反転するような面白さ。 しかし、最後はわけがわからん。 あの召使のレベッカへの忠誠心はどこから生まれたんだ?

再開

本「百年分を一時間で」山本夏彦 映「天空の城ラピュタ」宮崎駿 本「子ぎつねへレンがのこしたもの」竹田津実 映「エクソシスト ビギニング」レニー・ハーリン 映「エクソシスト2」ジョン・ブアマン

映画「イン・ザ・プール」★★★★

松尾スズキにつきるが、松尾のカラーに染まった画面の中で、他の出演者が自分の中の松尾を出せている。 市川実和子のまともそうに見えてまともじゃない演技がいい。 タバコ屋のシーンには大笑い。

映画「トワイライトゾーン」★★★

第1話と第4話しか記憶に残っていなかった。 スピルバーグは昔からこうだったんだなあ。

映画「ヴィレッジ」★★★

服部氏が書いているように、これは愛の映画だ。 宣伝コピーは明らかに失敗だ。 ガラスへの映り込みという出演の仕方もなかなかしぶいぞシャラマン。 とはいっても、物足りなさの残る映画ではあった。 もう少し、村の日常を表現することで、”村”の存在の悲し…

「ランド・オブ・ザ・デッド」★★

昔観たゾンビ映画のあの戦慄よもう一度、だったのだが。。。 意図はわからないでもないが、ゾンビ映画としてはゾンビ側に感情移入をさせちゃいかんのではないか?

「ジュマンジ」★★★★

アイデアの勝利。 子役がとてもかわいい。 スパイダーマンのヒロインと知らずに観始めて、もしやと思い、途中でネットで確認する。女は変わるもんだなあ。少女の旬は儚い。 プロローグとエピローグがいいと映画の印象も良くなるなあ。

「コンスタンティン」★★★

いい評判は聞いていないが、映画はそこそこ。 特に前半は良かった。 女刑事と一緒に行動するようになって本来盛り上がるべきストーリーが逆に陳腐化していく。明らかに女刑事のキャラ設定ミスだろう。 前半の緊張感が持続すればシリーズものに成り得たのに残…

「椿三十郎」★★★☆

観ていたつもりだったが。「用心棒」と混同していたか。 血を溜めに溜めて、最後に爆発させる。 仲代達矢にしびれる。

「アイランド」★★★★

「パールハーバー」の監督と知って特撮(のみ)に期待したが、大当たり。 どこかで読んだことのあるような凡庸なストーリーを映像の力で一気に見せた。 クローンの管理には著しく合理性や想像力を欠くが、賢い仕組みにしたら映画にはならいだろうし、まあこ…

映画「ゴシカ」

あまりいい評判ではないようだが、そこそこ退屈せずに観れた。ただし、意外性での面白さではなく、あくまでほぼ予想通りの展開を追認する楽しさ。しかし、ハル・ベリーの歩き方はのっしのっしで色気が無いなあ。惜しい。

映画「お嬢さん乾杯」

いきなりモダンなアパートが出てきて驚く。街並みとのギャップがすごい。 しかし、これほど親子というのは似るものなのか。まるで一卵性双生児だ。観ている間中、DNAの凄さに感心しきり。 少し、佐野周二のことを調べてみたら、この映画を撮っているとき…