映画「新幹線大爆破」佐藤純弥★★★☆

何というか、(今からみたら)つくりの雑さ、セリフの臭さと、ストーリー展開の斬新さが混ざり合って妙なブレンド具合。スピードの原作者はこの作品を知っているのだろうか。
今の存在価値はノスタルジー源にしかないような映画だが、当時の観客はどうみたのだろうか、反応が知りたい。
新幹線の中のパニックシーンが面白いというか演出の意図が不明、汽車の歌をワンコーラス歌わせたり、得体の知れぬ宗教団体の太鼓のシーンを出したり。
新幹線の宣伝映画と見れば面白い。
製作年度は博多開通と同じ1975年。
ラストシーンはやはり、白黒でもわかる血まみれシーンが欲しかった。