小林信彦の「おかしな男」でほめていたので観たくなった。
面白く観たが、ストーリーを追いかけるほど興味が沸かず、途中で何度か寝てしまう。渥美清の肌の艶がいい。風呂のシーンで映るわけもない胸の傷を探してしまう。野村監督は陸軍少尉だったとのことだが、どれくらい組織が描かれているのかだろう。高千穂ひづるの戦争未亡人が妙に色っぽい。
TV「デスパレートな妻たち」★★★★☆
面白かった、というより感心した、が正しいかな。
ドラマをパイ皮のように重ねあわせて、引っ張っていくアイデアは思いついてもなかなか実行できそうにない。
ストーリーを反芻してみると一つ一つのドラマはたいした内容ではない。
ただし、バリエーションをそろえ、核になるドラマを中心にパイ皮を重ねあわせていくと思いがけない味が出る。
ある意味ではドラマづくりのノウハウの一つの到達点なのかもしれない。
映「レベッカ」アルフレッド・ヒッチコック
初見だと思ったが、昔みたような気もしてきた。
いきなりストーリーのネガポジが反転するような面白さ。
しかし、最後はわけがわからん。
あの召使のレベッカへの忠誠心はどこから生まれたんだ?