映画 「ハウルの動く城」


観たのは2週間ほど前。
記憶も薄れつつあるが、感じたことを書いておく。

まず感じたのは「因果」から解き放たれた映画だということ。
これは代表的な二本の映画、「もののけ姫」と「千と千尋の神隠し」との違いはなんだろうと考えた結果、思いついた。
先の二作品からは、因果応報という概念を通奏低音として感じる。

もののけ姫」ではタタリ神からアシタカへかけられる呪い?であり、
千と千尋ではカオナシと「人間の欲望」との因果。

では、「ハウルの動く城」ではどうか。
確かにソフィーは魔女から呪いをかけられるが、これはなぜだろう。
私にはわからない。因果よりは理不尽な思いがする。

主人公の消極的な生き方が原因なのだろうか?
しかし、それではあまりに理不尽だ。

ここには因果関係は無い。
その証拠にソフィーは「なぜ呪いがかけられたのか」一切問わない。
呪いがかれられたことに理由などないのだ。
あるのは呪いがかけられたという事実とそれを受け入れるという覚悟だけだ。
これはすがすがしいほどだ。

ああ、この映画は”因果”から解き放たれた映画なのだ。
それが私には心地良い。
いい映画だと思う。

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